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現在、日本で最大の「悪人」といえば、ホリ●モンでも村●ファンドでも福●総裁 でもない。現代日本の諸悪の根源は「少子高齢化」という厄介者だ。年金も教育も労働問題も、果てには私のイビキがうるさいのも、少子高齢化が原因だと言われたら納得してしまう。それくらい、あなどれない存在なのだ。
しかし、少子高齢化がすべて悪かというと、特定の業界にとっては最大のビジネスチャンスとなり得ることも確かである。
その最も顕著な例が、葬儀業界である。
今後、ますます老人が増えることは間違いない。すると、葬儀の数も確実に増える。だから今、最も急成長の可能性を秘めているのが葬儀業界である。不謹慎などと言ってはいけない。これは厳然たる事実なのだ。
え? 「葬儀の前に、高齢者向けにさまざまなビジネスがあるだろう」って?
甘い。甘すぎる。今さらスピードワゴンだって突っ込まないほど「あま〜い」。老人たちにウケの良いビジネスなんて、競争が激しすぎて効率が悪すぎる。言ってみれば、数人の選手が集まって、一つのボールを蹴り合っているようなもの だ。それより(人生の)ゴール前で待ちかまえた方が、確実に得点のチャンスが 多いというものだ。これを専門用語で「オフサイドビジネス」と言う。グラッチェ。
そして、葬儀業界で最も注目すべきが「葬儀のMC」である。正しい職種名は違う気がするが、知らないから仕方ない。「進行役」というと冷たい感じだし、「案内役」だと三途の川まで行きそうな気がする。要するに、葬儀をとりしきる「司会者」だ。
何といっても、葬儀MCは精神衛生の面で優れている。
人間なんだから、誰もが常に同じテンションで生きているわけではない。時には辛く悲しい事があって、「もう二度と笑顔になんてなれない!」と叫びたい夜もあるだろう。そんな時も、葬儀MCなら無理に自分のテンションを上げなくていい。心で泣いて、顔でも泣く。精神的なストレスがかかりにくい。 |